効果的なインプットの手法として
読書が優れていることは疑いようのない事実だと思っている。

しかし、世の中は「読書離れ・本離れ」が進んでいると言われている。
インターネットやスマートフォンの発達により
最新のニュースから、専門家の意見まで、
いつでもどこでも記事や動画として検索・閲覧が可能となった今、
インプットの手法として書籍にこだわる必要は無く、
かえって速報性が低くデメリットも大きいという訳だ。

実際、本が売れなくなって来ていて
出版社は不況に喘いでるといわれて久しい。

しかし、下記の記事にもある通り、
統計の仕方が実は曖昧な部分があり、
雑誌の販売は落ち込んでいるとしても、
少なくとも書籍の販売部数は横ばいと見るのが妥当な様だ。
http://thepage.jp/detail/20150126-00000009-wordleaf?page=1

そしてジャンル別に見ると、
「ビジネス書」と呼ばれるジャンルが
出版業界でも期待値が高い状況が続いているという。

このような状況の中、
どうして、今、改めて本なのか?
インターネットだけでは満たされないのか?
ビジネス書コーナーに置かれているような実用書や自己啓発書が
どうして売れ続けているのか?
本の持っている本当の価値とは?

このような疑問に、以下の本が見事に答えてくれて、
更には、本好きを勇気づけてくれる。

神田昌典著 PHP
『バカになるほど、本を読め!』
この本は、本の有用性を説くと同時に、
「目的志向型読書」を強く推奨している。

・目的を持って本を読む
 これが曖昧だと頭に入ってこないが、これをするだけで、
 重要なキーワードが目に飛び込んで来るようになる。

・フォトリーディングのススメ
 これが目的志向型読書の一つの効果的方法である。

・読書会のススメ
 幕末の松下村塾などに代表される私塾に置いて行われたのは
 本を読み対話をするということだった。
 これが明治維新の原動力。
 「草の根リーダー」の育成にも繋がる。

「楽しみのための読書」ももちろん否定されるべきものではないが、
ビジネス書の類であれば特に、
読書は「具体的なアクション」に結びついてこそその真価を発揮する。

★行動のヒント
・目的を持って本を読もう(関連記事)
・読書会等を通じて誰かと一緒に本を読もう

最後までお読み頂きありがとうございました!

宮木俊明