2021年公開予定の、酒場SF映画「REUNION-その夜の終わりに-」に、数奇なご縁によって、出演をさせて頂くことになりました。
あらゆる時代につながる異次元の酒場、「REUNION」を舞台に、そこで働く記憶を失った女性サイボーグのミカと、「訳アリ」の個性的な常連たちが織りなす、懐かしさと新しさが同居した最後まで目が離せないストーリー。
私の役は、映画のラストシーンにだけ登場する「或る男」です。これまで、自主制作のくだらない動画を作ったことがある程度で、ほぼほぼ初挑戦の演技でした。そう長いシーンではありませんが、人生初となる本格的な映画撮影の現場を楽しみながら、緊張感を持って大切に演じさせて頂きました。
監督でありプロデューサーでもある北御門さんは、元々いわゆる飲み仲間。「俺のIKKEN会」と称して、利害関係のない5人のメンバーで、輪番制で手軽ながら趣向を凝らした飲み会を開催する仲間でした。
そんな北御門さんが、「人生初の長期休養」を余儀なくされ、その時間の中で「自らのクリエイティビティ」を取り戻し、もう一度、自らのイマジネーションで世界を創るために立ち上がる過程。
これは、映画の裏側にあるもう一つのストーリーとして、ある意味で映画出演以上に刺激的なものでした。
IKKEN会メンバーみんな「キタさん、すげぇよ!」って、私達感心しっぱなしですよ。そんなIKKEN会のメンバーも、私含めそれぞれ映画に出演しておりますが、なかでもエモチン役の江本洋介さんは、初演技にも関わらずかなり出番も多く重要な役に抜擢されていて、これまた「エモチンさんすげぇよ!」って感心しっぱなしですよ。もちろん黒澤 千美さんも宮崎 陽一さんも、一緒に読み合わせとか練習しましたが、いい味出てました。
2016年の年始のIKKEN会キックオフから、もう4年。
『異業種若手経営者のためのグループ』
・肩肘張らず、きさくにお付き合いの続けられるような会
・ふとした雑談から、お互いが何かブレイクスルーが起きるような会
・ビジネスのことはむしろ横に置いて、お互いの立場を尊重、理解し、安心や落ち着きが得られる会
こんなコンセプトでスタートし、まさか、ここから映画が生まれ、全員がそこに出演するとは、「きさくに」すぎだし、「ブレイクスルー」起きすぎだし、「ビジネスのことを横に」置きすぎかもですが、想像だにしない展開にほんとワクワクします。
そんな我らがREUNION。直訳すると再結成、といった意味合いになりますが、IKKEN会も、映画の完成とあわせて、心を新たな再出発をする機会になるのかもしれません。2月の完成がほんと楽しみです。
予定では、2021年4月からvimeoオンデマンド配信開始や、映画祭への出品も計画されているそうで、多くに皆様の目に触れることになれば幸いです。