2018年3月19日(月)19時より
蒲田の富士通ソリューションスクエア内
「FUJITSU Knowledge Integration Base PLY」
にて、”あすよみ”が主催する読書会型ワークショップに
ファシリテーターとして登壇。
「ジョブ理論」をテーマに実施するのは今回で2回目。
前回が満席でキャンセル待ちの方がいらっしゃった事を受け、
短期間で2回目を開催する運びとなった。
※前回のレポートはコチ
同じテーマで2度のワークショップを行った結果、
ジョブ理論が非常に幅広い効能を発揮する事を実感できた。
例えば、デザイン思考においてわかりづらい「共感」のフェーズに
ジョブ理論を当てはめると何をすれば良いのかがはっきりとわかるし、
「ティール組織」の様な組織論においても、
「組織の存在理由」の共有という一筋縄ではいかない課題に対して
ジョブ理論を共有する事が強力なソリューションになる事が期待できるだろう。
更に、ジョブ理論の「どんな用事を解決しようとしているのか」という視点は
新製品・新サービスの開発、イノベーションといった文脈だけでなく、
「人のあらゆる言動」を対象に威力を発揮する事も分かってきた。
例えば、ダイエットや早起き等、なかなかつづける事が難しい行動や、
条件反射的な言動についても
実は「それによって片づいている用事=ジョブ」が必ず存在する事を理解し、
そのジョブをもっとうまく片づける別の何かを提供する、
という視点は心理学的にも脳科学的にも非常に強力だという事が分かるだろう。
休憩中や終了後にも
「他の読書会とは全然違いますね」
「ジョブ理論がすごい本だという事が分かってきた」
「一人で読んだ時とはまた違う有益な気付きが沢山得られた」
「殆ど本を読んでいないのに、確かに”使える”ようになった」
等々、とても多くの嬉しい声を聞かせて頂いた。
本編終了後は開場を移動すること無くその場で懇親会へ。
ご参加頂いた素晴らしい皆様と、
そして、あすよみ運営チームの皆様と共に、
「新しい時間」を共有できた事に厚く御礼申し上げたい。
☆☆ 主なアンケート結果 ☆☆
・「他の人に説明するつもりで本を読むと理解が深まった」「他人の視点を知る事で多角的に本を読めた」「エッセンスを知れる事で未読でも理解が深まった」「ジョブ理論という素敵な本に出会えてよかった」等々、短時間で様々な気付きが得られた。まずは一週間以内にiPhoneが片づけているジョブを書き出してみたい。
・読書をグループで実践したのは初めてでしたが、想像以上に理解が深まりました。参加して良かったです。目次をみながら「きっとこんな内容だろう」と妄想しながら考えてみる事を実践したいです。
・「読書会」には何度か参加しましたが、今までにない体験でした!ミッキーさんのファシリテーションが楽しかったです。少しづつでも「毎日よむ」を続けてみたいです。
・宮木さんファシリ!!すごい!楽しかったです!!!この本への興味のポイントがいっぱい増えたので、”積ん読”にならずに済みそうです!明日の部会で今日のあすよみ参加報告&ジョブ理論を紹介します!そして、ジョブ・ハンティング5か条をやってみます!ありがとうございました!!
・「YEAHHHH!」が最も印象に残りました。一日一個、街行く人の”ジョブ”を考えてみたいです。
・「イエーィ」の掛け声が良かったです。そして「人の想像力の強さ」が印象に残りました。通勤時間に読みます!
・本に対する興味関心が高まった。実際に手を動かし、発表する機会が有ったのが良かった。買い物をするときなどに、そこにあるストーリーについて考えてみます。
・作者に成りきった所が面白かったです。本を読み切ります。そしてジョブハントをやってみます!
・ジョブ理論を選んだことは良かった。運に頼らない事。観察のポイントを具体化することと、「ティール組織」の後に読むこと実践します!
・体験型ワークショップでとても楽しかったです。毎日一回は本を開く事を続けて行きたいです。
・本を理解する切り口(2分で要約、質問を作るなど)が面白かった。転職後に再び本を読みます!
★行動のヒント
・顧客が望む”進歩”に着目すべし
・顧客が言わないことを聞き取る
・自社のプロセスに強く結びついた体験を構築する
最後までお読み頂きありがとうございました。
宮木俊明