本や経験から得た知識や気付き
つまり、”インプット”を
確実な自己成長に繋げるには、
意識的な行動が必要らしい。

では、何を意識して行動するのか?

それは、”アウトプット”を意識すること。
しかも、”インプットの段階から”アウトプットを意識すること。

アウトプットの例としては、

「勉強した内容を実際に業務に役立てて成果を上げていく」
と言ったレベルのものから

「学んだ内容を人に話す」
といった比較的簡単な物や、

「ひと駅分歩いて会社に行く」
等の一人で出来るものまで様々ある。

その中で共通する要素は、
「何らかの形で行動に移すこと」
にあると言えそうだ。

つまり、アウトプットを意識するとは
「行動を前提に」インプットする事になる。

この時、アウトプットの種類を具体的イメージしておくと
それに応じてインプットの方法論も変わってくるだろう。

例えば会議の議事録を作成する場合。

自分だけがみるメモ書きであれば手帳でもノートでも良いが、
メールやPDFファイルで社内共有する様なアウトプットをイメージした時、
ノートPCで議事録を取って行ったほうが
後で編集するのが格段に楽になる事が解る。

先日、とあるセミナー会場で、
メモをノートPCにタイピングし続けている参加者がいた。

『カタカタとうるさいな。でも、電子化しておくと
後でキーワード検索ができる等のメリットがあるから
その為にやっているのかな』

当初はそのように思っていた。

しかし、途中で気がついた。
この人は、セミナーのレポートをブログかFaceBook等に投稿するのではないか?
その場合、インプットから電子化しておくことで、
編集⇒投稿のプロセスが圧倒的に簡単になる・・・

真偽はさておき、アウトプットの方法に適したインプットがあり、
本を読みながらメモを取ったりするのも
アウトプットを意識した時にその必要性が格段に高まり、
行動に移しやすくなる事を実感している。

また、こういったテクニカルな話だけでなく、
報告義務が有る場合とない場合とで研修やセミナーの受講態度が変わるように、
本を読む場合等も「心構え」といったメンタル面も重要である。

後で書評を書こう、とか、
その本に基いて誰かと話をしよう、
もしくは、誰かに紹介しようと、
といった心構えで読むと、そうでない場合に比べて集中しやすいし、
内容を整理しながら読むようになるので記憶にも残り易く
インプット効率が高まると感じている。

★行動のヒント
アウトプット意識したインプットをするには
・アウトプットの方法までイメージする
・その方法に適したインプット手法がある

ここまでお読み頂きありがとうございました。

宮木俊明